集団回収にひと工夫！自治会やマンション管理組合の収入をアップさせる方法

自治会やマンションの管理組合の役員をしていて、「修繕積立金が減ってきている」「会員数が減る一方」と言った話を耳にすることがあります。マンションの修繕費や自治体のイベントなどの出費とその準備に頭を悩ましている方も多いので者ないでしょうか。

自治会やマンションで出るゴミの中でリサイクル可能なものを、回収業者に依頼して、収入源として活用している自治会やマンション管理組合は多いでしょう。しかし、その多くは、回収した古書や段ボールなどを、古紙再生紙の材料としてか買い取るもので、必然的に価格が安くなってしまいます。

そこでオススメしたいのが、「リサイクルごみを買取に出す」という手段です。環境保護が注目を浴びる現在、フリマアプリやリサイクルショップ等、リユース業界が大盛況なのはご存じでしょうか。この記事では、少しでも収入を増やせる方法として、もう一歩進んだリサイクルの形「リユース」について、ご提案します。

集団回収にひと工夫して収入アップ！リユースで本の形のまま有効活用
1. 再び本を流通させる
2. 古紙として捨てる場合
集団回収の中には買取に出せるものが結構ある
まとめ：売り先を選ぶひと工夫で収入アップにつなげる

集団回収にひと工夫して収入アップ！リユースで本の形のまま有効活用

再び本を流通させる

リサイクルごみとして本を捨てると、再生紙の原材料として利用されますが、本の状態が良ければ、そのままの形で市場に戻すことができます。多少のクリーニングは行うこともありますが、手を加えることなくそのままの形で販売し、次の持ち主が楽しむ市場のサイクルに戻せるのです。本は大切に扱われることが多く、使用感が付くこともすくないため、性質上再利用しやすい商品で、図書館や古本屋は昔から人気のサービスとして存在します。

古紙として捨てる場合

段ボールや新聞紙は古紙として再生利用できるのは有名です。原材料として回収された本は、裁断されて再生紙として生まれ変わります。古紙回収業者は、再生紙の原材料として買取りますので、「20kgあたり10円」といった形で買取されるのが一般的です。

集団回収の中には買取に出せるものが結構ある

フリマアプリや大手リサイクルチェーン店が人気の昨今、買取できる商品はたくさんあります。

本・雑誌・コミック

紙として古紙回収業者に買取を依頼している自治体やマンション管理組合は多いでしょう。集団回収という性質上、店頭買取のような細かい査定は省いて契約した方が効率的です。古紙回収業者と契約している単価の1.5倍や2倍等で契約すれば、確実な収入アップになるでしょう。買取業者が買取不可にした商品を回収業者に出せるように段取りを組むことで、金銭的なロスが少なくなります。例えば、古紙回収業者が来る前に査定に来てもらうようにすれば、ゴミ出しの段取りを会員の皆様の負担が少なくできます。

買取できる本

村上春樹や東野圭吾等、有名なベストセラー作家の本は流通量が多いため、安価であったり、値段がつかないこともあるかもしれませんが、専門書や参考書、少年コミック、青年コミックは高く査定されることが多いでしょう。参考書によく見られる書き込みですが、大量になければ査定が少し下がる程度で買取は可能です。

ゲーム機・家電

ゲーム機・家電は、不燃ごみとして捨てている場合が多いのではないでしょうか。最近、都市部では不燃ごみの日になると、自治体の回収車が来る前に、鉄くずとして売れそうなものを選んで持ち去っていくトラックを見かけます。ゴミ置き場にあるものは自治体の所有物で、これを無断で持ち去るのは違法なのですが、取り締まりに手が回らないのが現状です。こういった現状にお困りの場合、市に廃棄を委託したゴミを持ち去られる前に売却することで、根本的な対策になります。

買取対象外の家電

エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機

この4品目については、家電リサイクル法で定められたリサイクル料金が必要です。自治体によって定められた方法で廃棄する必要があります。買い替えの場合は、新しい商品を購入する販売店に相談すればよいのですが、処分のみの場合は、指定業者に引き取りを依頼しなければなりません。処分には家電リサイクル券の購入が必要です。

家電リサイクル料金は種類や大きさによって定めがあります。（990円～4,730円）

壊れていても買取できるものもある

いわゆるレトロゲームの類は希少価値があります。壊れていたり外箱がなくても、安価になるかもしれませんが、買取可能です。

衣類

衣類も昔からリユース市場はありましたが、最近ではスポーツウェアや日常着でも買取価格が付くことがあります。新品価格が安価なものが多かったり、流通量が多いために、他のものに比べると、買取価格がつかないものも多くありますが、資源ごみとしての回収価格よりは値段がつくものが多いです。本よりは買取不可になるものが多くなるため、プラスアルファとして取り組むのが良いでしょう。