子どもの頃に好きだった本を贈るということ

ちいさいおうち 子育て

子どもの頃の本の思い出はありますか?

  • 何度も何度もボロボロになるまで読んだ
  • 寝る前に横で親に読んでもらいながら眠りについた記憶がある
  • 紙芝居で聞いて怖かった

子どもの記憶を掘り起こしてみると、本にまつわるエピソードが結構出てくるのではないでしょうか?

最近、子ども時代に好きだった本をわが子に贈るという貴重な体験ができたのでご紹介します。

思い出の本との再会

私は最近、仕入れ中に子どもの頃に大好きだった絵本に再会しました。

 

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この「ちいさいおうち」という絵本です。

何度も読んで、背もはがれてハードカバーの表紙がほどけてくるほどボロボロでした。主人公のちいさな家が困った顔をしていたシーンが印象に残っています。

実は、絵のタッチやストーリーはよく覚えているのですが、タイトルは覚えていませんでした。

タイトルがわからないので、子ども達に絵本を買う時に探しようがなかったのです。

たまたま仕入先で見つけて購入し、これは販売せずに蔵書として自宅に保管しています。

気になる娘の反応は…

持ち帰ってすぐ娘(小1)に、

「これはママがあなたくらいの頃に大好きだった本なんだよ」

と言って読んであげました。

結果は…

読み聞かせている間、娘は話の内容がピンと来ていない様子でした。「あんまりおもしろくなかった」という感想でした。

感想は人それぞれですし、もう少し大きくなったらまた印象が変わるかもしれません。

でも、「ママが子どもの時に好きだった本」と認識はしてくれましたので、それで十分かなと。今はそっと本棚にしまっています。

娘の反応は今ひとつだったのは残念でしたが、娘とこのお話を紹介できたことは、私にとってとてもいい時間だったし、いい経験ができて幸せです。

これも思い出

こういったことって、子育てをしているとよくありませんか?

子どもと体験したいこと

「家族でBBQがしたい」、「海外旅行に行きたい」といった、家族でやりたいことや行ってみたいと計画していることってあると思います。

  • 子どもに体験させたい
  • 子どもと体験したい

こんな親の思いが原動力として、家族の思い出が作られていくんでしょうね。自分が経験した子ども時代の思い出の中から、子どもが喜びそうなものを再現するのって愛情以外の何物でもないですね。

でも、思い通りに喜んでくれるとは限らない。むしろ、思った通りに行くのは少ない方ではないでしょうか?

自分が熱狂した水風船遊びを子どもがやりたがらない事もあるし、思いを込めて作った手の込んだ料理を食べてくれない事もある。

子どもの喜んでくれる様子を思い浮かべながら準備をした親としては残念ですが、子育てって空振りに終わることが多いです。

まさに親の思い子知らずですが、「こんなもんだよね」と受け流しましょう。

子ども達が親になった時に、「色々やってくれてたな」と思ってくれればそれで本望です。

まとめ:子ども時代はあっという間に過ぎ去る

子ども達が、親と一緒に遊んでくれる時期はすぐに終わります。子どもが子どもらしい子どもでいる時間は小学校卒業くらいまでです。

子どもが小さければ小さいほど親は大変ですが、この嵐のような時期をできるだけエンジョイしましょう。素敵な思い出をたくさん作るために右往左往する親を、子どもはちゃんと見てくれています。

たくさん一緒に笑ったり泣いたり、今だから一緒にやってくれることをたくさん楽しんで、たくさん思い出作って行きましょう。

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